偽りも軽やかに交わす言葉を



「潮の薫りがする」

嗅覚の優れたモルジアナが微かな風の便りに気が付くと、待ちわびた蒼い波の音に引き寄せられるように走り出した。アラジンが目を輝かせてその後に続くのを見届けると、モルジアナに習って薫ってみた。焚き火の煙たさに思わず咽せた。

「君は行かないのかい?」
初めて見る海の蒼さと広い地平線に驚き胸を広げる二人の姿が目に浮かぶ。緩く首を振って立ち上がった。
シンは砂を捲いてあっという間に火を鎮火させてしまうと、二人が置いていった荷物を手に取った。受け取ろうとすると「これくらい俺が持とう」と言って譲らなかった。手持ちぶさたのわたしは視線のやり所に困り、意味もなく手を閉じたり開いたりしてその場を凌いだ。掌の爪痕は数日前にとっくに塞がっている。
「僕はバルバッドに来るのは2度目なので、実はそんなに珍しくはないんです」
「へえ」
相づちを打ちながら横に並んだシンは、一回りも大きな体だというのに長い足を器用にわたしの歩幅に合わせて歩いた。さっきまでは自分のことをあまり話したくないと思っていたというのに、どうして自分から話を振ったしまったのだろう。
「君もアラジン達と一緒で砂漠の方から来たのだろう?まだ若いのに色々な国を旅しているんだな」
「冒険は浪漫、ですか」
先刻焚き火を囲みながらシンは旅を、冒険することの素晴らしさをアラジンに説いた。冒険は則ち男の浪漫であると豪語する姿は少年のように活き活きとしていたから、視界の中で踊る炎の影から見たことのない記憶の断片が飛び出してくるのではないかと恐怖した。
シンが「それは意外だな」とわたしを見る。
「いえ、浪漫、というのは正直あまり…。僕が旅を始めたのは必然と言いますか、止むに止まれぬ事情があって仕方なく、だから。元々石橋を叩いて渡るような慎重な人間だから冒険と言うほど無謀なことはしていないし、かといって何か目的を持って旅をしているわけでもないから自由気ままに転々としてきました。バルバッドもその延長線で立ち寄ったことがあるんです。世界は広いけれど、それを全てくまなく見て回りたいと思うほど僕は傲慢でも実力もないから、やっぱりどうしたって浪漫なんかとは程遠いかな」
嘘だった。毎日生きるのに必死で冒険をするなんて考えもしなかったが、目的がなかったわけではない。ただそれが途方もなく滑稽なものだったから、次第に自分自身にさえ隠すようになっただけ。隠せば遠のき、見えなくなるのは当たり前で、そうすれば目的など無いも同然だった。無くなると、終わりが見えなくなる。わたしにとって旅とは生き残る為の術だったというだけ。
「アラジンの話を聞く限り慎重なタイプには見えないけどな」
「とても慎重ですよ。アラジン達は誤解しているようだけど僕は打算ばかりで動く人間だから。今回のことだって僕なりに考えて、一番の得策だと思ってやったことだから」
「それを無謀と言うのではないのか」
この男はわたしを咎めているのだろうか。だとしたらそれは何故だ。
「打算で動くって言ったでしょう。僕は恐らく、最初からこうなることを知っていたから」
モルジアナはもしかしたら来るかもしれないと思っていた。アラジンの事は良い誤算だったけれど。こうなることとは何か?と聞かれれば、もちろん自分が売られた後のこと。それから自分を売った老人のこと。
「…知っていたのなら尚更にそれがどれだけ無茶な考えだったのか分かっているはずだ。今回君が無事だったのは結果論だろう。物事に絶対などというものはない」
声音はずっと柔らかいのに、言葉は鋭く心臓に狙いを定めて今にも飛びかかってきそうだった。どうして初対面のわたしなんかにこんなことをするのだろう。放っておいてくれれば良いのに。シンはとても真面目な人のようだ。言葉に詰まって視線を反らすとおかしそうに笑われた。
「君自身がどう思っていようと、やはり君は危なっかしく見えるな。彼らの気持ちがよくわかったよ」
「見えていることと、事実は違うことだってあります。見たままの世界が正しいのだとしたら僕は今すぐ貴方から逃げる」
「……」
絶句して立ち止まったシンを残して先を急ぐ。二人は随分と先に行ってしまったようだ。背後で「だからこの格好は不可抗力で!」だの言い訳が聞こえてきたけど無視をすることにした。どうしてだろう、これ以上この人と話をしたくないと思った。しかし、あっという間に追いつかれてしまうと、まあ聞きなさい、と子供に諭すように言われたので少しだけむっとした。
「どうやら君は想像以上に頑固者で、モルジアナの気持ちを全然理解できていないようだな。そもそもあの子達が言っているのは、君の持論が正しいかどうかではなくて、君が君自身に対して無防備だということだろう?彼らは純粋に君のことが大事だから心配しているんだよ」
「純粋に、心配?」
「大事な人だったら心配するのが当たり前だろう」
「大事なの?誰が」
「…誰がって、彼らが君を」
「……」
大丈夫か?と声をかけられて初めて自分が立ち止まっている事に気が付いた。足が木のように地面に根を張って動かない。立ち尽くしていれば前方からマリカが走り寄ってくる。大丈夫だと思ったので頷いたら、本当に?念を押されてもう一度頷こうとし、あれ、何が大丈夫なのだろうと首を傾げた。マリカの湿った鼻が手の甲に押しつけられて漸く思考が停止していた事に気が付く。シンの瞳が困惑気味に揺れていた。
「では例えば、君が助けたかった老人だって今頃自分がしたことを後悔しているかもしれないとは思わないのかい?」
まさか、大げさに首を振って否定する。そんなことがあってはならない。
「それは誰に対する後悔ですか?僕?だとしたらお門違いだ。誰が老人を助ける為だったなんて言いましたか。僕はね、ちっともあの老人の事なんて考えてなかったんですよ。これっぽっちも。はっきり言って僕にいくらの値が付くのか、それを老人が手にするかどうかなんてどうでもよかった。薄情だと思うでしょう?実際は自分の都合の為だけに売られてみせた。お互い他人で、どうでも良い関係で、利害が一致したから老人の企みに乗っかっただけで。それなのに、老人に何の罪があると言うんですか。彼と彼の孫の誇りにかけて、彼らの人生に後悔なんてあってはいけない」
「ちょっと待て、君は一体何を言っているんだ?俺が言いたいのはそういうことではなくて!それに何故君は――
「もう一度あそこへ戻ったのは自分の行いを確認するためだけに。確認して、納得する為だけに戻ったんです」
あの奴隷商を目にしたとき、ふと思ったのだ。もし、老人が逝く前にわたしの価値の詰まった金を手にしていたら、どんな表情をしていただろうか。彼の旅路に路銀は必要でないことを一番に理解していたのは彼自身だ。彼が欲しかったのは金ではなく、あの町との決別する切欠。自分一人では手に負えないくらい執着してしまっていたから、切欠がなければ町から一歩も出ることが許されなかった。わたしを売ればもうあの町にはいられない理由が出来ると信じた星の下の老人。仮定の話なんてなんの意味もないことだと考えながら、最期まで裏切られた老人の顔を確認したいと思った。
「確認して、安心した。たったそれだけの為に危険を犯した僕は貴方にしてみれば滑稽でしょうね。けれど僕はそんなちっぽけなことにすら臆病になる。だから冒険なんてできるわけがない」
老人は病に冒されていた。恐らく孫の命を奪った流行病なのだろう。最期の瞬間まで過去を儚んで、行き場のない想いを何処かにぶつけたいと願い、それが歪んだものだとしても願い、結局それすらも叶わなかった老人の顔はくたびれ果てていたが、とても穏やかだった。彼の手には何も残ってはいない。何も必要ではなかった。何もなかったから最期は幸せだった。それに比べてわたしの手の中に残った金はなんて薄っぺらいのだろう。だから埋めてしまった。
「いくら滑稽でも、臆病な自分を否定してしまったらもう生きていけない」
シンはわたしが何を言っているのかわからないだろうが、それで良かった。返答がないことに対して特に不満もなかった。何故なら、彼はたまたま通り掛かっただけの人間で、あと少しもすればわたしから去っていく人だからだ。全ての人の気持ちを酌むことはとても疲れることなので、シンがわたしの事をどう思っているのかなんて気に留める必要はない筈だった。
視界にアラジン達の背中を捉えると、突き刺さるような視線を振り切るように駆けだした。わたしはどうして初対面の人にこんなにムキになっているのだろう。


漸く二人に追いつくと、宝物を見つけた幼子のように目を爛々と輝かせて眼下に望む街並みを眺めていた。その先に広がる海の水面を太陽の残像がキラキラと走っていく。潮の香りが鼻腔をくすぐる。
さん、ここは雨が降りますか?」
「砂漠を越えたからね。頻繁に、という訳ではないけどそれなりに降るよ。雨が降れば大地は潤って作物が育つ。その恩恵で貿易を栄えさせてきた国たからね」
「では、虹が見えますね」
期待を込めたモルジアナ声はいつもより弾んでいて、その気持ちに応えるように大きく頷いて見せる。
「そうだね、きっと」
「わあ、僕もまだ見たことがないんだ。モルさん、楽しみだね!」
「はい!……ああでも」
モルジアナが顔を曇らせて振り返った。
さんは今でも雨が嫌いなのでしょうか」
おや、そうなのかい?とアラジンが首を傾げ、いつの間にか追いついたシンが不思議な顔をしていた。
「雨が嫌いなんて珍しいな、君は砂漠の民だと思っていたが」
「砂漠の民にだって一人くらい雨が嫌いな人間がいるかもしれないでしょう。まあ僕は砂漠生まれではないですけど」
ついさっきの会話などなかったみたいに平然と話に加わってくるなんて。
気まずさと少しの嫌悪感も露わなわたしの横にわざわざ並ぶ神経の太さは尊敬に値する。わたしが避ければ狙ったように距離をつめてくるのはわざとか、わざとなのだろう。さっき近寄るなと言ったから。鬱陶しいので離れて欲しいとあからさまに視線を投げかければ、無駄に爽やかな笑顔が返ってきた。皮肉か、皮肉なのだろう。
「砂漠から来たと言っていたからてっきりそう思いこんでいたよ。すまないね。それにしても雨が嫌いなんて結構可愛いところもあるじゃないか」
眩暈がした。ああ、もう!叫びたくなる感情を必死に抑え、視線を下げると、怯えたようなモルジアナとアラジンがいた。
「モ、モルジアナ…今はもう嫌いではないから」
「は、はい…」
どうにもこの男といると調子が狂う。気を引き締めなくては、大きく空気を吸い込んで深呼吸をする。
「それにしても幸か不幸か、当分雨も降りそうにない快晴だな。ずっと向こうまで見渡しても雨雲一つ見えない。良い眺望なのはなによりだが」
「へえ、おじさんは天気が読めるのかい?」
「読める、という程でもないが、昔船乗りをしていたことがあるからね。雲と風の流れで天候を予測するのは航海術の基本だからな」
アラジンが感心するように頷いた。
「おじさんは海を冒険した事があるんだね!僕は海を見たのが初めてだから、航海がどういうものかちっとも想像がつかないけれど、とても楽しそうだな。だってこんなに大きくて広いんだもの!」
「ああ、海と言っても世界には沢山の海があるんだ。俺は今までに7つの海を見てきたが、どれも素晴らしいものだったよ」
「おじさんは実はすごい人だったんだね!今度そのお話を詳しく聞かせておくれよ!」

盛り上がる二人の横で、わたしとモルジアナは大きな港を眺めていた。
「あの港から、私の故郷への船が出ているんですね」
遠くの地に思いを馳せているのだろう、モルジアナの声は今にも飛んで行きそうで、頬が僅かに紅潮していた。港には大小沢山の船が錨泊しており、あの中の一つが暗黒大陸へ出航するのだ。
「楽しみだね」
「はい」
足下にマリカが擦り寄って来たのでどうしたのかと思えば
「そう言えば、マリカも海を見るのは初めてだね。もしかしたら砂漠オオカミで海を見たのは君が初めてじゃないかな」
すると誇らしげに尻尾を揺らした。
「マリカも海が気に入ったみたいですね。なんだか不思議な感じがします」
「そうだね、僕もマリカと出会ってからずっと海は避けるようにしてたから意外だった。なんだ、海が好きなら避ける必要なかったんだ」
いつか、押しては引いてゆくさざ波を眺めながら砂浜を一緒に歩きたいと思っていた夢が叶うのかも知れない。
「そう言えば、さんが毎日見ていた故郷の海もこんなに蒼かったんですか?」
記憶の中の海は蒼かった。どの位蒼かったのかと聞かれれば曖昧で良く分からなかったけれど。波打つ水面の優雅なことや時々跳ねる魚のひれ、鴎の鳴き声。一番に思い出すのは水平線の一際蒼い部分。空の青と海の蒼の境界線だった。そこには一生辿り着けないし、触れる事ができないと知っていたからすごく好きだった。昔から絶対に叶わない夢をみるのが好き。何故なら夢を現実と錯覚することがないからだ。
「うん。同じ、綺麗な蒼だったよ」
だからあの地平線を目指せば、いつか故郷に戻れるのだろう。
「わあ!見ておくれよ!見たことのない鳥があんなに沢山海の上を飛んでいるよ!」
アラジンが指した方向には大きな鳥が綺麗な列を成して海と空との間を泳ぐように羽ばたいている。
「あれは渡り鳥だね。彼らはああやって海から海へと旅をしているんだ」
「空を飛びながら旅をするのも楽しそうだなあ」
感嘆の声をあげてアラジンは大きく手を振った。鳥達は応えるように一層翼を力強く羽ばたかせて空の向こうへ消えていった。彼らの行く先には延々と海が広がっている。
「翼があれば好きなところへ飛んで行けるね」
モルジアナがいっぱいに目を見開き頷いた。
横でシンが言った。

「懐かしいな」

わたしはもしかしたら波の音が聞こえるかも知れないと思い、目を閉じて耳を澄ませた。遠くの方から鳥の鳴き声、その先に―――

子供の頃、こうして幼なじみと並んで、よく丘の上から海を眺めていた。
わたし達は、いつも耳を海へ傾け、聞こえる筈のない波の音を聴こうと必死になっている。幼なじみは海のもっと遠くを聴こうとしていたのかもしれないけれど。

懐かしい香りがする、と思った。

「どうしたんだい、おにいさん?!」

アラジンの慌てた声に目を開けると、潮風がひんやりと頬を撫でてしょっぱい。モルジアナが勢いよく抱きついてきたので体が傾げ、あわやというところを力強い腕に支えられた。
モルジアナどうしたの、声がでない。今何かを口にしたら偽りばかりが出てきそうだったから。
視界が滲んで初めて自分の目から零れるものに気が付く。
これはね、目から汗が出ているんだ。アリババくんの呆れた声が聞こえてきそうだった。
波の音が聞こえない。聞こえないならせめて姿を見せてよ。涙の幕ですっかり覆われてしまうと心細い。







「うわあ、また泣いてる!」
やってくるなり大げさに驚いてわたしの直ぐそばに腰をおろす。放っておいてくれればいいのに、デリカシーがなさすぎる。
「女心と秋の空」
「なんだって?」
幼なじみはいつもわたしが泣く度に、それをどこからか嗅ぎつけて飛んでくるハイエナみたいなやつだ。たまには独りで泣きたいときもあるのにデリカシーどころか容赦も一切ない。
「今度はなにやらかしたんだ?隣のばあさん家にネズミ投げ込んで怒られた?村長んちの番犬の顔に落書きして村長気絶させたとか」
「それ全部あなたがやったことでしょう」
「まだ村長んとこのはばれてないんだよなあ」
うそ、さっき村長あなたの名前叫んでカンカンだったと言うと「げえ」と顔をしかめた。
さりげなく座る位置をじりじりずらすと、目聡く詰めてきて顔を覗き込んでくる。

が泣くと海が洪水をおこしたみたいだ」

真面目な顔をしてそんなことを言われたらどうしたら良いかわからなくなる。自分の言ってることのどれくらいを理解しているんだろう、恥ずかしいやつめ、紅潮しはじめた頬を隠すように両手で顔を覆うと不満が降ってくる。
「なんで隠すんだよ、見えないじゃないか」
「あ、あなた女の子の泣き顔が見たいとか、信じられない、どんな顔で言ってるの」
「こんな顔」
あっという間に手を取り払われると幼なじみの顔が目の前に広がった。人が泣いているのに、嬉しそうに頬を緩めてどういう神経をしているのだろう。口をぱくぱくさせていると
「溺れそう?」
そんなわけあるか。自分の涙で溺れるなんてナルシストもいいところだ。幼なじみはじい、っとわたしの目を覗き込んでくるからあっという間に涙も引っ込む。
の瞳って海の色にそっくりだろ。だから泣くと海から水が零れてるみたいじゃないか。だから見ていて飽きないんだよな」
「…これからは泣くのやめる」
ええ?また不満そうに幼なじみはわたしの頬を突っついた。
は泣き虫だから無理じゃないかなあ」
「無理かどうかはわたしが決める」
「勿体ないな。俺の前では遠慮せずに泣けばいいのに」
「……」
この人はどういう神経が通ってるんだろう。呆気に取られるとはこのこと。
「………そういうこと、他の女の子には言わないほうがいいよ」
「なんで?」
首を傾げたってだめだ。幼なじみは将来女たらしになるんだろうなと確信して複雑な気持ちになる。昨日、村長の娘にトマトを投げつけられたけれど、もしかしなくても君が原因なのだろうか。
「せっかく目の前に本物の海があるんだからそっちを見ればいいのに」
え?幼なじみは海とわたしを交互に見てにっこり笑うのだ。すっかり乾いた目で瞬きをすると、わかってないなあと満面の笑みで言うのだ。
「だってあの海とのは全然別物だろ。比べる対象にならないよ」

あなたがそっくりだって言ったのに。意味がわからなかった。






「知らなかった」

「知らないことは、これから知ればいいんですよ」
それはいつだったか、わたしがモルジアナに言った言葉だった。あの時はどういうつもりで言ったのだろう。
海の音は聞こえないけど、ぎこちなく抱きしめ返したモルジアナの心臓の音が聞こえる。大切にしたいと思っていた人に大切にされること。

わたしの方が何にも分かってなかったんだ。
優しいだけではない夜の海、早朝の突き刺さるような冷たい水、嵐の後の静けさに身動きが取れなくなった。真っ白に染まればもう大丈夫だと信じた。信じれば現実に変わるのだと思いこんで。
雨だってもう嫌いではない、嫌いになる変わりに――――

「海が迫ってくる」

わたしの海が、洪水をおこしている。

渡り鳥は、飛ぶことを止めたら死んでしまうことを本能で知っている。

唐突に、終わりが近いことを確信した。



2013.03.23. up.



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